積み立てNISAとiDeCo(確定拠出年金)はどっちがオススメ!?

今回は、つみたてNISAとiDeCoがどちらがお得か紹介したいと思います。以前、つみたてNISAとiDeCoは併用可能なことを紹介しましたが、どちらか一方を選択するなら、どっちがお得でオススメか、その理由とともに紹介していきます。

つみたてNISAとiDeCoは併用可能

つみたてNISAと個人型確定拠出年金iDeCoはどちらも投資した際に非課税になる仕組みがある制度です。以前、「つみたてNISAとiDeCoは併用可能!両方を活用し豊かな老後資金を積み立て」という記事で、つみたてNISAとiDeCoは併用可能なことを紹介しました。

しかし、資金的に併用が難しいケースもあります。そこで、それぞれの投資制度の特徴から、どちらか一方を選択するなら、どちらがオススメの投資方法か解説したいと思います。

 

つみたてNISAは運用益が20年間非課税

つみたてNISAの特徴は、積み立てた投資信託の運用益が非課税になることがポイントです。1年間に40万円まで積み立て可能で、20年間で合計800万円まで非課税で積み立てられます。2018年に始めた場合、1年目の投資は2037年まで非課税です。20年目の2037年の投資分は、2056年まで運用できます。ここまでに発生した収益はすべて非課税です。証券取引では、利益の20%が課税されるため、運用益が非課税になる効果はとても大きいです。

 

iDeCoは掛け金が全額所得控除!

iDeCoの最大の特徴は、積み立てた金額がすべて所得控除の対象になることです。さらに、運用で発生した利益についても非課税になる節税効果が非常に高い投資制度です。サラリーマンで年収400万円の場合、所得税+住民税は約10%程度かかります。iDeCoでは積み立てた金額全額が毎年控除対象となります。そのため、運用益のみ非課税になるつみたてNISAよりも節税の効果があるため、投資効率のよいサービスです。

 

iDeCoにも3つの欠点・デメリットが存在

掛け金が全額所得控除になる、お得なiDeCoにも欠点があります。今回はiDeCoの3つのデメリットを紹介します。

  1. 加入条件・上限額が複雑
  2. 60歳になるまで引き出し不可
  3. 口座管理手数料が年間2000円必要

 

1.加入条件・上限額が複雑

iDeCoはスタートしてから、制度が拡大され、サラリーマンだけでなく、主婦や公務員といった、ありとあらゆる人が加入できるようになりました。しかし、それぞれごとに加入条件があり、対象者によっては、積み立てられる金額が異なります。

そのため、自分がどこまで積み立てられるのか分かりにくいといった欠点があります。つみたてNISAの場合は、積み立てる上限は年間40万円と均一です。

2.60歳になるまで引き出し不可

iDeCoは個人型確定拠出年金とも呼ばれる、一種の個人年金です。老後資金としての資産形成が目的となっています。そのため、積み立てた資金は60歳になるまで引き出すことができません。例えば30歳からiDeCoを始めた場合は原則30年間は引き出し不可です。将来資金として手をつけなければよいですが、流動性は低いことが欠点と言えます。つみたてNISAの場合は、いつでも引き出すことができ、自由度が高いです。

3.口座管理手数料が年間2000円必要

iDeCoには口座管理手数料も必要になります。証券会社によっては、初期申し込み時にも、申し込み費用が発生する可能性があります。年間2000円なのでそれほどかもしれませんが、iDeCoの積み立て上限が14万円の場合、年間2000円は約1.5%にあたります。さらに、積み立てた投資信託には信託報酬が発生します。つみたてNISAの場合は、信託報酬のみなので、手数料に関してはつみたてNISAに軍配があがります。

 

つみたてNISAとiDeCoどっちがオススメか?

つみたてNISAとiDeCoは併用が可能なので、どちらも実施したい投資制度です。しかし、余裕資金の関係でどちらか一方しか選択できない場合、どちらがオススメでしょうか?

将来の老後資金としての資産形成を目的の場合は、iDeCoがオススメです

掛け金が全額所得控除+運用益も非課税のため、iDeCOの節税効果は、つみたてNISAよりも高いです。iDeCoのデメリットとも言われる、「60歳まで引き出せないこと」も、老後資金を目的とした将来資金の場合、特に問題になりません。むしろ、強制的に積み立てられるので、長所になります。そのため、老後の資産形成という観点でうは、つみたてNISAよりもiDeCOが推奨です。

逆に、60歳までに使う用途が存在する場合は、つみたてNISAがオススメです。つみたてNISAはいつでも引き出すことができるため、自由度が高いです。将来の子どもの大学進学費用が目的などのケースでは、iDeCoよりも、つみたてNISAが推奨です。

その他にも、毎月の積み立てる金額でもオススメが変化します。iDeCoの上限額を積み立てられる場合、iDeCoがオススメです。しかし、月1000円~5000円といった場合、iDeCo口座の管理手数料の費用負担も大きいです。その場合は、口座管理手数料がかからない、つみたてNISAがオススメです。

 

まとめ・終わりに

今回、つみたてNISAと個人型確定拠出年金iDeCoのどちらがオススメか紹介してきました。どちらも長期投資を目的とした投資制度で、それぞれ非課税のメリットがあります。つみたてNISAとiDeCoは併用することができるため、より多くの貯蓄を貯めるためには、併用が推奨されます。

しかし、資金的な面で両方できない場合もあります。どちらか一方しかできない場合、以下のケースごとにオススメがあります。

  • 老後の生活資金をためる目的なら→iDeCO
  • 60歳までに貯金の用途が決まっている→つみたてNISA
  • 積立額が1000~5000円程度→つみたてNISA

ぜひ、自分の状況を確認し、どちらの投資制度が適しているか、検討してみましょう。