つみたてNISAの非課税期間が最大20年とは、どういうこと?税金控除の仕組みを解説

2018年1月15日

つみたてNISAでは20年間にわたって、積み立てた投資金額が非課税になります。ただ、非課税になるといっても、そのメカニズムは少しわかりづらいので、詳しく解説したいと思います。

 

つみたてNISAの非課税の仕組み

つみたてNISAでは、一定の金額内で、積み立てた金額が非課税になります。その金額は1年間で最大40万円です。

積み立てた投資信託やETFによって、運用益や分配金が発生した場合でも、非課税になります。通常の株式や投資信託では、運用益や分配金などの利益が発生すると、約20%の税金が発生します。しかし、つみたてNISAの場合20年間、運用益が非課税になります。

 

20年間非課税ってどういうこと?

ただ、20年間ってどういうことなのでしょうか?もし、2018年につみたてNISAを開始した場合、積み立てできるのは、2038年までになります。では、その2018年~2038年まで非課税で運用できるということでしょうか?この点が少し分かりにくいので、詳しく解説したいと思います。

 

積立期間と運用期間を区別しよう

つみたてNISAでは、

  1. 積立期間
  2. 運用期間

の2つの期間があります。この2つの違いを理解しておくと分かりやすいと思います。

①積立期間

文字通り、つみたてNISAで積み立てができる期間です。積立期間は20年です。

例)2018年からつみたてNISAを開始した場合

→積立期間:2037年までの20年間

②運用期間

運用期間は、積み立てた投資を運用できる期間です。実は、つみたてNISAの20年間非課税というのは、運用期間にも適用されます。

例)2018年からつみたてNISAを開始した場合

→運用期間

 2018年積立分:2037年まで積み立てた投資信託(最大40万円分)が非課税で運用

 2019年積立分:2038年まで積み立てた投資信託(最大40万円分)が非課税で運用

 2020年積立分:2039年まで積み立てた投資信託(最大40万円分)が非課税で運用

    

 2038年積立分:2057年まで積み立てた投資信託(最大40万円分)が非課税で運用

つまり、運用期間で言えば、つみたてNISAの積立期間を満了すると、2058年まで運用することになります。2038年以降は、積み立ては終了し、20年間運用した投資が、毎年満期になります。そのため、トータルの運用期間で考えると、つみたてNISAでは最大40年間も非課税の恩恵を受けることができます。

 

つみたてNISAの資産形成をシミュレーション

上記を踏まえた上で、つみたてNISAでどれだけ資産形成が可能か、シミュレーションしてみましょう。

条件設定

  • 積立期間、運用期間ともに最大の20年間
  • 年間の利回りは、5%と仮定
  • 複利計算(複利周期は毎月)で算出

資産計算

  • 2018年に積み立てた40万円は、2037年満了で約106万円に
  • 2019年に積み立てた40万円は、2038年満了で約106万円に
  •     
  • 2038年に積み立てた40万円は、2057年満了で約106万円に

結果:20年間積み立てた金額(800万円)は、2120万円に(運用益は、1320万円)

複利による恩恵によって、すごい運用益が発生します。この1320万円の運用益が非課税になります通常264万円の税金が非課税になるため、つみたてNISAのパワーはすさまじいです。

 

まとめ・終わりに

今回、つみたてNISAの非課税が最大20年間という点について、どういうことか解説しました。この20年というのは、積立期間と、運用期間それぞれが20年間ということを意味しています。そのため、2018年にスタートしたとすると、積立期間は2038年までです。そして、すべての積み立てた投資の運用が終了する、運用期間は2058年になります。

実際に40年間運用を続けた場合のシミュレーションすると、非常にパフォーマンスのよい投資となることがわかります。ぜひ、まだNISAを始めていない人は、これを気に始められることをオススメします。